鶫の書

鶫書房房主の古書蒐集と読書の記録です。

秋艸道人、時漬け

 2022年2月17日である。郵便物の発送等のついでに、古書ワルツ荻窪店に行く。

 

宮川寅雄『秋艸道人随聞』中公文庫(中央公論社・1982年)帯 110円。

高瀬広居『仏音:最後の名僧10人が語る「生きる喜び」』朝日文庫朝日新聞社・2004年)帯 110円。

山田無文・大原性実『禅と念仏』(潮文社・1972年) 110円。

 

 外棚のみで帰宅。仏教関係のものを読みたくなっている。

 ある人の歌を見ていたら「時漬け」という言葉があった。長野県の郷土料理で、野沢菜を刻み、塩昆布と唐辛子を混ぜ、砂糖、醤油、みりん、酢、生姜で作った漬けダレを注いで数日漬けたものらしい。調べないとわからないけれども、内容がわかると味わい深い名の漬物だと思い、その一首への思いを深くした。

 夕方、自分の歌集の編纂、少しずつ進める。近年の少数の歌のみに限った簡素なものとしたい。