昨年の回顧
2023年1月1日(日)である。
新年、よき年になりますように。
昨年は後半から生活に変化があってブログの更新もおろそかになった。古書の蒐集も止めてしまっていた。しかし、一年を振り返って、蒐集家、読書家としてどんな年だったのか、新しい年への展望を書いておきたい。
【昨年の回顧】
古書展に行くことも稀になってしまったため、たいした収穫もなかったが、それも金銭的にはよかったようだ。そんな中、一番の買い物と言えば、3000円で購入した水墨画の掛軸があった。本ではないのだが、これは自称預言者・宮崎虎之助が、ヘルモンの高峰を望むキリストを描いたもの。貴重な買い物だった。これを昨年随一の成果としよう。彼の『神生画集』にも収められていないもの。もっとも彼の絵というのは、キリストでもブッダでも、ムハンマドでもゾロアスターでも、それほど描線や構図に違いはないのだが。
【今年の展望】
昨年末からのことだが、コレクションからセレクションへ、という考えで、蒐集するものを極端に絞っていこうと思っている。
一つは、宮崎虎之助周辺の資料。
一つは、フランスの文筆家ジャン・グルニエの邦訳著作。
一つは、岡崎清一郎の詩集。
とりあえずはジャン・グルニエに取り掛かりたいと思っている。それと、スペイン語を始めようと思う。理由はないけれど、長年惹かれるものがあったので。