鶫の書

鶫書房房主の古書蒐集と読書の記録です。

杉並書友会

 2022年5月8日である。

 

 西部古書会館にて杉並書友会。特になし。

 

 現代文学研究会(代表太田次郎)『アプレ・エロチスム』(菊書房・昭和26年) 200円

 堤千代『再会』(新潮社・昭和18年・6刷) 200円

 堤千代『柳の四季』(新潮社・昭和17年) 200円

 他に『芸術至上主義文芸』がバラで数号置いてあったので、いくつか買う。各100円。

 

 ネット記事で「短歌ブーム」とかいうのを見ることがあるが、本当なのだろうか。本当だとしたら恥ずかしいと思うのは、私が古いというのもあるけれども、歴史的に見て、どれだけ短歌=歌人がこうしたブームに乗りやすく、また、利用されやすいものであったか、このブームに関心がある歌人はそのことを少しでも意識したほうがよいのではないか。それにしてもマスコミにもあいかわらず軽薄な者がいるようだ。