鶫の書

鶫書房房主の古書蒐集と読書の記録です。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

光瀬俊明『AとBとの手紙:獄中でよみがえった魂の記録』

2022年4月27日である。 光瀬俊明『AとBとの手紙:獄中でよみがえった魂の記録』(講談社・昭和45年)。 光瀬俊明(1899-1974)は、倉田百三(1891-1943)の書生だった人で、大正14年に倉田が主宰して岩波書店から発行していた求道的文藝雑誌『生活者』の実…

暗い時代を暗い時代として感じないこと

2022年4月25日である。 「近代日本宗教史」第2巻の『国家と信仰——明治後期』(春秋社・2021年)の末木文美士「第一章 総論——帝国の確立と宗教」を瞥見。「四 大逆と宗教」で、明治43年(1910)の大逆事件が、「思想や言論に携わる人たちにとって、まさしく「…

好書会

2022年4月23日である。 このところ蒐書よりも読書に励んでいた。それと国会図書館の遠隔複写の件があって、資金にも限度があるので、不要不急の蒐書は控え、区立図書館を利用するなど、節約生活をする。 好書会。本当はぐろりや会や本の散歩展に行きたいのだ…

買った本

2022年4月10日である。 ネットで買った本。金欠につき、あまり買ってません。 ヴォルフガング・ケンプ『レンブラント【聖家族】』(三元社・1992年) 1000円 ハルトムート・ベーメ『デューラー【メレンコリアⅠ】』(三元社・1994年) 帯 198円 内藤湖南『支…

買った本

2022年4月3日である。 ネットで買った本。あまり買ってません。 ガダマーほか『芸術の終焉・芸術の未来』(勁草書房・1990年・2刷) 帯 26円 ヴォルフガング・ケルステン『クレー【大はしゃぎ】』(三元社・1997年) 帯 631円 いずれも美本。三元社の「作品…