鶫の書

鶫書房房主の古書蒐集と読書の記録です。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

青札古本市

2022年3月31日である。 西部古書会館にて青札古本日の初日。なかなかよかった。 『金子洋文集』新進傑作小説全集(平凡社・昭和5年) 函 200円 ラビ・ピンハス・ペリー『トーラーの知恵』(ミルトス・1990・3刷) 帯 200円 ロジェ・カイヨワ『旅路の果てに:…

買った本

2022年3月26日である。 本来ならば高円寺に行っているところだが、風が強いので止める。 代わりに今週買った本を記しておく。忘備録。 ジャン・バゼーヌ『バゼーヌ芸術論:現代絵画覚書』(美術公論社・昭和53年) 2円 ヴォリンゲル『抽象と感情移入』(岩波…

買った本

2022年3月13日である。 特に何もないが、最近購入した本の報告。 藪道子『つむぎの人:館山一子の歌とその生涯』(崙書房・1996年) 500円 原奈保子歌集『寂光』(杉風会・昭和13年) 232円 石毛源歌集『江南戦線』(砂子屋書房・昭和14年) 函 100円 植原秀…

書狼書豚

2022年3月12日である。 表題に掲げた「書狼」「書豚」という言葉は、辰野隆の随筆「書狼書豚」によって知られている。その意味するところは下に記すが、それとは別に由良君美『椿説泰西浪漫派文学談義』や池澤夏樹『見えない博物館』による紹介があり、その…

西部古書展書心会

2022年3月11日である。東日本大震災より11年である。犠牲者のご冥福を祈り、黙禱する。 西部古書会館にて「西部古書展書心会」。 田中香涯還暦記念歌集『草籠』(私家版・昭和9年) 200円 於保多梅村歌集『庭櫻集』(紫羅闌花社・昭和10年) 函 400円 田中香…

「櫟原」第54号

2022年3月9日である。 千葉県市原市の鈴木仲秋先生より「櫟原」第54号を賜る。毎号楽しみにしている。 【見る】は市原市武士古墳群(武士三山塚)の馬頭観音の碑のお話。鈴木先生のこれまでの見聞から、この近くを通っていたとされる藩道との関わりが語られ…

十月会例会

2022年3月8日である。 今夜はとしま区民センターにて「十月会」の月次例会である。天候がわるいかったのが影響したか、参加者がいつもより少なかったのは残念だった。しかし、久しぶりに元気な御姿を拝見した歌人の方々もいて、私としては有意義に、楽しく過…

昭和26年の歌壇言葉

2022年3月6日である。 片山貞美「現代歌人論」を読もうと『日本短歌』(日本短歌社・昭和26年10月号)を読んでいたら、「歌壇言葉ニユウ・ルツク」という埋め合わせの欄があって、そちらのほうが面白かった。「あなたの心に浮んだ歌人の名前をこの下にあては…

古書愛好会

2022年3月5日である。 西部古書会館にて「古書愛好会」。本の少なさにびっくりした。中央の通路両側が何もないので、全部で五列しかない。ここで三十分以上時間を使わないといけない事情があったので、何度も見て、以下のものを買った。 上村占魚『會津八一…

東京愛書会

2022年3月4日である。 東京古書会館での「東京愛書会」。久しぶりだったが、特に何も買うものがなかったので、書くことがない。 角の棚でお爺さん二人がほんの一瞬いさかいを起こしていたが、いっぽうが身を寄せたので収まった。 また、白っぽい本も黒っぽい…

早稲田、古本屋、飴

2022年3月3日である。 それにしても早稲田の古本屋街のさびれかたには悲しいものがある。昨年のことだが、私は十数年振りに訪れて、そう感じた。買いたい本も店頭にはほぼなくて、たまにあったとしても値札が昔のままなのか、高い。BIGBOXや穴八幡の古本市も…

第101回彩の国所沢古本まつり

2022年3月2日である。 所沢のくすのきホールで恒例の古書展「彩の国所沢古本まつり」。私が買う本はほぼないと分かっているが、会場が広く出店数も多いので行く。雰囲気ものんびりしていて楽しいのだ。 小倉三郎『まぐろの感覚』(多摩書房・昭和49年) 帯 …